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Web担ミーティング2016秋の勝手なまとめ~Web担当者に今必要なこと~

Web担ミーティング2016秋

Web担当者Forumミーティングで多くのセッションで繰り返し言われていたことを勝手にまとめてみました。参加できなかった方の参考に少しでもなればと思います。

ただ、先に言っておきますが、何か特別新しいことは何もなく、以前から言われていることがより重要になってきていることと、お付き合いするベンダーさんの選定基準が変わってきているということだけです。ですので、この記事で新しい発見を期待するのではなく、どういう傾向なのかを掴んでいただければと思います。

■Web担ミーティング2016秋
2016年11月8日・9日
虎ノ門ヒルズ
https://web-tan.forum.impressrd.jp/events/201611

表面的なテクニックだけでは通用しない

現場のWeb担当者が集まるイベントだけあって、どの会場も静かでしたが1つでも多く何かを持って帰ろうと皆さんの眼は真剣。もちろん私も真剣。

PCのタイプ音やメモを取る音は、整理された図の説明や明日からでも使えそうなテクニックの話になれば一層大きくなります。

話す側も心得ていて、話しの前半はテクニックの話や事例で関心を高め、45分以上のセッションに集中させてくれました。

しかし、多くのセッションの後半で語られるのは、表面的なテクニックは他社が直ぐに追いついてくるとか、ちゃんと考えて使わないと効果がないという話しです。

では、何を考え、何をしないといけないのでしょうか?

上流工程を自社で考え実行できること

セッションによってテーマが違うため語られる領域はことなりますが、大きく整理すると下記のようなポイントが不足しているといいます。

  • なぜするのかの目的の明確化
  • どうやっていくかの戦略立案
  • どう戦うかの戦略立案
  • どう見せるかの社内体制と情報(製品・強味など)の整理
  • 何を得るのかゴールの明確化
  • 正しいKPIの意味理解と設定


面白いことにどれも「上流工程」と呼ばれるものばかりですよね。しかも皆さんが共通して言うのは、「これらは外部の者はできない(やるべくでない)」ということです。当然お手伝いを外部にお願いするのは問題ありませんが、あくまでも社内の人間が主導で行われるべきというわけです。

上流工程が大事なことは10年以上前から言われ続けていることですが、なぜ今のタイミングで口をそろえて重要だと言われるのでしょうか?

なぜ今、上流工程が社内なのか?

ペイドメディアが通用しにくい世の中になってきていることは皆さんご存知だと思います。そのため近年は、オウンドメディアやコンテンツマーケティングなどの取り組みが盛んになったものの、その運用や効果が計画通りにいかないという声もよく耳にします。

大金を投入し優秀な戦略ブレーンを社外パートナーに持ち、自社の分野に特化したライターに記事を依頼し続けられる企業でもない限り、オウンドメディアのコンテンツ制作を外部に丸投げしても結果がでないことを私たちは学んでいるはずです。

オウンドメディアの開設や運営には、カスタマージャーニーのどのステージに対してどんなベネフィットを提供できるかが戦略の基本になるわけですが、その答えは全て社内にしかないはずです。

ですので、ちゃんとした結果を出すためには上流工程をしっかりと社内で行う必要性が高まっているのです。

これまで、Web担当者がPDCAを回すことが重要視されてきましたが、むしろPDCAや運用作業自体であったり、その効率化をサポートするソリューションや企業が今まで以上に目立ち始めています。そのような企業のセッションで共通して協調されていたのは、「Web担当者が考える時間を作るのが我々の仕事」という点です。

これだけ情報が早い世の中で、自社だけのテクニックというのは存在しなくなってきているわけです。逆に日々のWebのかじ取りをするために必要な情報が処理しきれないほどの量で集まるようになってきています。だからこそ、テクニックは専門家やツールに任せて日々のかじ取りをミスせずに的確に判断できるための戦略や情報整理に時間を使うことが重要なわけです。

間違いだらけのKPI設定

上流工程に加えてもう1点が、KPI。Web担当者が取得できる情報が多くなり過ぎたことからKPIの設定が難しくなってきています。
今回のイベントでは、企業の中のWeb担当者の話しと外部ベンダーの方の話しがそれぞれのセッションで聞けたわけですが、「KPI」という言葉の使い方には大きな違和感がありました。

一言でいうと、ベンダーさんの使う「KPI」という言葉ががあまりにも軽い!

つまり企業Web担当者の言うKPIとベンダーが言うKPIに温度差があり過ぎるわけですが、これはベンダーさんは何も悪くないと思います。

企業Web担当者側のセッションでは、KPIの設定ミスが深刻な問題に発展しており、そのことに気付けるまでにかなりの時間がかかったという話がありました。
これは私が日々感じていることですが、「KPI」を「目標」という意味で話すベンダーさんが多く、Web担当者もそのように勘違いしているケースが意外と多いのです。
「KPI」はむしろ「目的」の達成度合いを数値化するものであって、KPI達成のための目標を別に立てる必要があります。

このKPIについては、別の記事で詳しく書きたいと思います。

まとめ

まだまだ歴史の浅いWeb担当という職種は、なりたくてなった人は少なく、会社から担当を任されたからという方が多いと思います。
何もわからない中、短期的な結果を求められたこともあると思います。その結果、自ら手を動かしてテクニックを磨いてきて人や、外部の専門家に全てを任せてきた人が多くなってしまいました。
しかし今、明らかに必要なのは正しい戦略の立案や正しいKPIの設定です。今あなたの手元にはない戦略立案のための知識や方法論をこのブログで少しでも提供できればと思っています。

来年はセッションの壇上にあがりたいな~

↓頭を使った後は脳に糖分補給!!

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